昨日から小さなじんましんのきざしが出ている。副作用として眠気がくるので運転前には飲まないでと念押しされているし、朝まで様子を見る前に「特に調子の悪い時に飲んでくださいね」と言われた薬を飲む。一時のゾンビみたいな見た目に比べたらはるかにいい…

年度始まりから、ひとり、またひとりと産休に入って、やってもやっても仕事が終わらず頭がおかしくなるかと思った。ようやく夏が来たかと思い始めた頃になんとかメドが立ち、夏祭りやら落語会やら、やっと人心地を取り戻した気がする。数年ぶりにできた彼氏…

シャンパンの泡が小さく消えていくさよなら三月またきて四月

あの日は、確か朝礼で通告を受けた次の日。祝日で出勤していて、ばかみたいに晴れて気持ちのいい日で、それなのに天気がいいことが悲しくて、そしてそれを悲しいと思ってしまうことが、殊更にわたしを悲しくさせた。やりきれなくて、怒りの矛先をどこにも そ…

なんかもうめんどくなって途中から二枚ずつ箸で食べる生ハム

むけた皮膚の下の肌がやわらかい 私はもう出る杭を打たない きらきらと光るほこりを眺めてたいつまでだって見れる気がした

笑っててほしいいつでもいつまでもどんな遠くにいてもいいから 転職をやめてしばらくおつぼねで生きていこうと決めた土曜日 死んだまま放置していたガジュマルに生命力のかわいい緑 誰だって誰の代わりもなり得ない なにをしようかひとりで明日

なけなしの意識をずたずたにされても動じぬスワンの水面 電話越し38度の息音になんだか風邪をもらったみたい いつだって胸のどこかがきゅっとするGRAPEVINEの新曲を聴く 理不尽も無理難題もなにもかもいつかは糧になると祈ろう? こんなとき泣ける女の子でい…

なんだってできるし、なんにでもなれる。そんな気のする日曜の夜。

すきだった、だいすきだった またいつか いつかはないと知っていたけど

下着盗まれた。こんなことで、自分は女だったんだなーと自覚する。おまわりさんが優しくて、それがせめてもの救い。あと何回、不能になれって唱えればわたしはすくわれるのだろう。この先の人生で、あと何人の男たちを呪えばいいのだろう。

終電も行ってしまったベランダで谷中生姜をぽりぽりかじる

すこしだけ、大人になりすぎたのかもね 電話で笑っておやすみを言う

あの夏の記憶を片手に生きていく。二度と一緒に住めないきみへ。 2年ぶり?そんな感じはしないなあ。写真のあなたは幸せそうだ。 もういくつ寝るとあなたはママになる。わたしの知らないひとになるのね。 日本戦、何時スタート?知らないわ。あいにくテレビ…

ねえ何がそんなにきみは悲しいの?夜中の二時に鳴くニワトリよ

連休初日、36.8℃と37℃とを行ったり来たり。平日はぎりぎりまで起きないくせに、6時なんかに目が覚める。普段、お日様貧乏なので、洗濯して、自分の布団はふかふかに。客用布団で惰眠をむさぼる。眠りの合間に罪とか罰とかを観る。ケラさんって感じ。麻生久…

休日に休日ダイヤを聞きながらいつもの電車で会社へ急ぐ

大鉈を振られるような終わりならわかりやすくて泣けたのかしら

誰かが もうがんばらなくてもいいよ と言ってくれたら、わたしはどうするだろう。意地になって続けるか、もしくは糸をぷつんと切ってしまうかもしれない。転職アドバイザーと面談の約束まで取りつけたのに、当日にドタキャンしたくらいだから、まだ意地を張…

高校の教室で見た 色鮮やかな 幾重にも積み重ねられた、なないろの地層のドレスの写真。他のどれもがたいくつに同じに見えたくらい それは美しかったし目が離せなかった。 いつかそんな風にわたしも ものを作りたいと思った。 もう、そんな気持ちも忘れてい…

大げさにため息をつく もうひとつ さらにもひとつ そしてもひとつ

今もまだあなたはどこかで生きてるの?わたしは今から前髪を切る しあわせはとぎれながらも続くの と歌う 真夜中 林檎のスピカ

日曜と月曜火曜水曜と やり過ごすでもなくやり過ごす

ラジオからエイリアンズが聞こえても にやにや仕事をするのは禁止!

ぺしゃんこの布団の上から動けない バラの花的日曜の朝

いつもとは違うはじめを予感するような望んでるだけのような はげかけのマニキュアはすき?暗闇に響くヒールを怖いと思う? 連休って何、食べれるの、おいしいの 誘拐犯よ私のもとへ 真夜中に炊きたてご飯の炊けた音 ああやばいもうこんな時間だ ほんとうは…

毎日、毎日、 それが続くことがいかに希有か、当たり前と思っていることがいつまで当たり前であるのか。分かっているつもりではあるけれど、それを断ち切ってしまうのも一つの手だと思う。現状維持か、現状打破か。働きマンの中に「あたしは仕事したなーって…

今日ちょっと汚くてっていう家はそれがいつでもちょっと汚い

手品師と魔法使いは違うのとすごい力説する夢を見た

かたづけたはしからとっちらかしていくさきのみえない作業がすきさ