高校の教室で見た 色鮮やかな
幾重にも積み重ねられた、なないろの地層のドレスの写真。

他のどれもがたいくつに同じに見えたくらい
それは美しかったし目が離せなかった。
いつかそんな風にわたしも ものを作りたいと思った。
もう、そんな気持ちも忘れていたけれど。


美しいものと狂気とは紙一重なのかなあ。
もう彼のコレクションは見られないんだなあ。
とてつもない損失だ。

どうか、彼があの世で母親と友人に会えますように。


なんだかせつないなあ、というはなし。

we love you...