あんまり、いろいろを気にしなくなった。よく言えばこだわりすぎず、悪く言えばプライドはない。このくには、あまりにもたくさんのものがあり、人がいて、思想がある。洪水のようにあふれていて、すべてを気に留めていたら身が持たない。結果わたしは考えることを休み始めて、気づくと一日終わっているということになってしまった。仕事中も、ご飯中も、下手をすれば小説を読んでいるときも、お気に入りの音楽を聞いているときも。