わたしは、いま、生きてる。
上司と先輩と一週間が終わったという乾杯をして(明日もいくから実際は終わってないが)、福利厚生(おごり)だからといって暴飲暴食をして、とりあえず化粧を落として寝ようかとしている。おばあちゃんは明日から8階のリハビリがある病室に移るようだ。もうあの乳白色の点滴のご飯しか栄養がないのかと思っていたけれど、少しでも動けるようになる希望があるんだったら、嬉しい。たった半年前のお正月 一緒に階段を上ってじいちゃんのお墓参りに行ったのに、もう一緒に行けないのかと思っていたから、何度も何度も泣いたけれど、どうか動く方の体だけでも動かして、またおしゃべりをしてほしい。


こんなことになるなんて と、いつも思う。今朝、就業時間に目が覚めた時や仕事中のデータを保存し忘れた時やこんな身近な人が脳卒中で倒れたりする時や。生きている限りまたこんなことが腐るほどあるだろう。そしてわたしは、またかと思うだろう。でもきっとそれも忘れるんだろう。いいことも悪いことも。