頭の方すみでなんとなしに考えている


タイトルを付けなければならない日記のタイトルを
新しくなったオペラ8番ホームの水色のタイルの行方を
宇宙を泳ぎまわるディスカスの青色を
黒いシャツの残像を
標準語、フランス語を得て失った物を
感情は、どこか出口を見つけないと勝手に出口を見つけてしまう
というセリフを
片耳のイヤホンから流れていたのは
ツェッペリンだったかレッチリだったかを
映画のラストのモーツァルト
鍋があればふたを開ける母の癖を受け継いだことを
一年で二つ年を取ることの不思議を
すべてが持っていることの意味が あるか ないかを
次の土曜のごはんをシュミレートしながら