色々な人に会うと、自分というのを見つめ直す いい機会だと思う。そして、出会って、別々の場所に生きていても、時々わたしを思い出して、うわさ話をしてくれていたり、なんて心温まる話だ。せっかく2回も洗濯をしたのに、突然の雷雨でぐしょぐしょになって、やる気のないわたしには、その便りは泣きそうになるたぐいのものだった。一緒に住んでいた、もうこれ以上はないという相性のまみちゃんも、真冬なのに仕事の帰りにいつもビールをごちそうしてくれたsさんも、お互い特別仲良しってわけじゃないのに、遠く離れた私を介しておしゃべりしたりしていて、微笑ましいじゃない。知り合いが雑誌に載ったり、コレクションでデビューしたり、2人目のかわいい子供が生まれたり、華々しいことが続いていたからかなあ。これでいいんだ って決めた、自分の幸せの尺度が、揺らいでいた。でもまあいいや。わたしはこれで。うん。充分じゃない。