休み明けから(ほんとうはもうずっとだと思うけれど)、起きてんだか寝てんだかという頭で生きている。生きているという表現も当てはまらないかもしれない。なにも考えていないなら、なにも感じないのなら、それは死んでいるのも同じことだ。
このつらさはどうすれば伝わるのだろう。泣いてわめくほどに切羽詰まっているわけでもなく、やりきれないというほどの絶望でもない。ただ、大好きなお風呂に入るのも面倒だと思ってしまう悲しさや、立ちくらみがしてもそれをこらえてとどまり続けなければいけないという使命感や、遠くに聞こえる電車の音がやたら胸に迫ることや、あんなに好きだった曲は不倫してた時の気持ちを歌っていたのかと気づいてしまった決まりの悪さとかでも、ない。どれも当たらずとも遠からず、だ。たまらなくこのルーティンから抜け出したいと思うけれど、抜け出したところで、どこへ行くというのだろう。舞台のセットと役者が入れ替わるだけのことなのに。たった100年程度も留まらないこの世界に、わたしはなにを期待して、なにに裏切られたと思っているんだろう。世界はただ、そこにあり続けるだけだというのに。